2010/6/25
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前世療法ヒーリング 葛野薫 |
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私が人生で初めて「過去生」と感じられることができた前世療法ヒーリングの体験をご紹介しようと思います。 場所:ポンペイ(セッション中、場所を聞かれてイタリアの地図が見えていたのに、なぜかギリシャと答える) 時代:ヴェスヴィオ火山噴火前 性別:男性 容姿:まるでギリシャ彫刻のような、筋肉のつきかたの程良い、美しい身体。精悍な顔立ち。足首まである、襞の多いドレープの効いた衣装を身にまとい、サンダルのようなものを履いている。頭に月桂冠? 職業:学者(・・・のような感じ)研究者のような雰囲気。 名前:ロベルタ(ロベルト? ロバート?)みたいな名前 その人物となって、過去への道をたどっていると、次第に轍の見える石畳の道へと変わり、街のセンターの噴水の前に辿り着きました。 誰かと待ち合わせをしているようでした。 周りにはいろんな人が行き来しているが、1人気になる人が。 ひざ丈の衣装を着た、60歳くらいのおじいさん。懐かしい感じがする。 深いしわの奥の瞳が悲しそうで気になる。仕事で汚れた感じの大工(職人風)?は、知っているような気もするけれど、その時は知らないと感じました。 夕方になり、私は彼女の家に招待されました。 共に夕食をとる約束をしていたようでした。 そこは小さな部屋で、薄暗く、木製のテーブルには、ろうそくが灯され、家は裕福な感じはなかったけれど、できる限りの愛情のこもった料理がテーブル一杯に並べられていました。 そのあたたかい料理を眺め、私はとても幸せな気分でテーブルを見下ろしていました。 料理はすべて彼女の手料理で、彼女は自分の恋人のようでした。付き合ってまだ数カ月の。 一番幸せなシーンへと移った時、私は彼女と結婚式を挙げていました。 たくさんの人たちに祝福され、中には自分の両親、弟も見えました(家族構成は今生での家族と同じで、弟は今生での妹でした)。 ずっと好きだった彼女と一緒になれてとても幸福で、ドレス姿の彼女は色が白く、金髪で天使のように美しかった。透明感があって、清楚で、優しく、性格にも惹かれ、すべてがとても美しい女性でした。 彼女を見つめながら、自分は心から彼女を総て(魂ごと)愛していると感じていました。 結婚して間もなく、私たちは大きな樹が一本立つ、丘の上にいました。 そこは二人の思い出の場所で、私たちは、私たちにとって大切な日を祝うはずでした。 その時、彼女が溶岩に飲み込まれるのが見え、胸が張り裂けそうな悲しみでリアルに泣いていました。彼女が助けを求めて、こちらに手を伸ばしたのに、あっと言う間の事で、私は彼女の手をつかまえられなかった。彼女を、助けられなかった・・・ その後、自分も溶岩に飲み込まれて死にました。 自分の身体から離れた時、 「君以外の人は好きにならない。次に逢う時も絶対見つけ出すから。もっと幸せにしてあげたかった。絶対、もう一度出逢って、今度こそ幸せにするから・・・」と思っている自分を感じました。 ロべルタが死んだ年の頃は35歳くらい。自分もその頃大病をしたけれど、今生では助かった。助かったのは、その人生の続きを生きるため。彼女を見つけ出して、幸せな人生を生きるため。私の魂は、彼女を助けられなかったことをとても後悔していました。 しかし彼女の魂と再会した時、彼女は私の前に笑顔で現れました。 言葉を交わす前から、彼女は私の思いを知っているようでした。 「全然気にしていない。わずかな時間でも、あなたに逢えて幸せだった。また逢いたい」 そう言ってくれる。 ロベルタが持ち越し、私に託されているものは、「彼女を見つけて幸せにすること、見つけたら、二人でいろんなところへ行って、同じものを共有して、ふたりでどこまででも行けるし、何でもできる。ふたりで幸せになってほしい」という思いでした。 そして、私はロベルタから、両手に収まるほどの淡い小さな光と、一輪のピンクのバラをもらいました。 そのピンクのバラは、私が彼女に初めてプレゼントしたものでした。 そして、ロベルタは、「絶対見つけて。見つけたら離さないで。他の人では意味がないから」と伝えてくれました。 「もうすぐ逢えるよ」 淡い小さな光は、「希望」のようでした。 その後、光の存在に対面し、質疑応答を繰り返します。 その時、なぜか街の広場で気になった職人風のおじいさんが現れましたが、それが今生で出逢っていたS先生だとわかります。 そのおじいさんは、彼女と私の魂とも関係があったようで(引き合わせてくれたような?)、とてもおじいさんに感謝している感じがしました。 過去生でも今生でも、どこかさびしさを感じさせる人でした。 私は、彼にとてもお世話になったことを感謝しました。 そして、必要な答えをもらい、過去生の旅から帰ってきました。 そのセッションの10日くらい後のことです。 長岡市近代美術館でポンペイ展が開催されると知ったのは・・・ 追記】 ポンペイ展に行ってきました。 入口には、街の写真のパネルが並んでいました。 セッションで見た、轍のある、石畳の道、街の中央の噴水、そのままの写真がありました。 中に入ると、ギリシャ彫刻?が並び、懐かしさを感じます。 ローマは宗教に関して寛容で、祭壇には自分が信仰する好きな神を祀ってもよかったのでした。 その説明を読みながら、「大らかで好きだなー」と思う。 また、ローマ人は、ギリシャ文化が大好きで、ギリシャから入ってきたのか、土着のものかわからなくなるほど密接な関係を持っていたのだそうです。 この説明を読んだとき、ハッとました。 場所を聞かれた時、イタリアが見えていたのに、なぜギリシャと答えたのか。 私は、ギリシャの文化が大好きだったのだろう。 展示されている細工の細かい銀製品。 私は、ゴールドより、シルバーやパールなどの方が好きで身に着けることが多く、目の前に並んでいるものは正に私の好みにピッタリのものでした。 高い文化。 進んだ技術。 追い焚きのできるお風呂。 臥台と言って、カウチのようなものに横になりながら、たっぷりと時間をかけて山海の珍味、豊かなごちそうを食べ、音楽を聞き、愛を語らう夕べ。 そんな、まったりした食事のしかたも好きです。 寝そべって食べられるなんて(笑) 日本でもそれが許されるなら、そうしたい(笑) まるで魂がたっぷりの水を飲んで潤っているような。 乾いた身体に浸透していくような。 何かあたたかいものに満たされる。 思い出に触れて、満足したのでしょう。 |
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