2010/11/3
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前世療法(能力を生かした過去生)葛野薫 |
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4度目の前世療法。今回は自分の能力が最大限に生かされていた過去生への旅でした。 黒っぽい靴、白タイツ、刺繍のほどこされた金ぴかの服を着ている。髪は白でカールしている(多分カツラ)。 瞳はグリーンのような青のような。右の薬指に指輪をしていて、そのいでだちは、まるでモーツァルトのようだった。 男性で、20代前半。 庭の散策をしている。宮殿のような大きな立派な建物のわきの石畳の道をゆったり歩いている。 綺麗な庭を眺めながら、自信に満ち溢れた感じ。 場所はオーストリア? 名前を尋ねられた瞬間、「モーツァルト」と聞こえるが、信じられないし、そうかどうかもわからない。しかし、それ以外に浮かぶ名前は出てこなかった。 そこはお金持ちのお城。広い部屋の中心でピアノを弾いている。 いろんな音が身体の中から次から次からあふれ出てきて楽譜もいらない。どんどん音楽が生まれてゆく。 エネルギーを表現できる、天上の音楽を追求しており、自分が創りだした音楽で多くの人が感動してくれている。どうすれば、天上の音を表現できるのか。いつもそのことを考えている。 とにかく、自分が感じた音をピアノで弾くことが嬉しくてたまらない。 そして、その音楽を聴いてくれた人が喜ぶのが嬉しくてたまらない シーンが変わって、時もさかのぼり、23歳。自分の家でピアノを弾いている お父さんに無理やりピアノを弾かされている。全然楽しくない。 お父さんがすごく厳しく、家が貧しいのでお父さんは私の能力を利用して何とかしてお金持ちになりたがっているので、自分にとても厳しくしている。自分の欲のために利用されていることを感じて私は窮屈だし、そんなお父さんが嫌いだし、全く楽しくない。 10代。家を飛び出した。お父さんに反発して、これ以上はいられないと思った。 これでやっと好きなピアノを好きなように弾ける! といった開放感を感じている。 やがてお金持ちに見出され、おじさんに促されるまま一緒に行ったお金持ちのおじさんのお城で好きなように曲を作るといい、と言われ、音楽漬けの自由で楽しい時を過ごす。もう、人に何かを強制されるのではなく、思いのままに表現していこう、と決める。 お金持ちのおじさんは、純粋に音楽を愛し、私の才能をかってくれ、評価していてくれる。 私も純粋に恩を感じ、縛られない関係を心地よく思っていた。 お金持ちのおじさんは、今生で出逢ったことのある人だった。 知り合いの知り合いといった程度だったが、逢ってまもなく、私が絵を描いているということを知った彼は、「絵がたまったら、○○(とある場所)で個展開いてあげるよ」と言ってくださっていたことを、後に思いだす。 不思議にリンクしていた経験でした。縁のあった方とは、知らずに出逢い、知らずに同じことを繰り返しているのだな、と思いました。 最も自分の才能が輝いている時。 それは、宮殿の中で楽隊を背に大きな舞踏会の演奏をしている時だった。 美しい音楽のもと、きらびやかな人々が、楽しそうに優雅に踊っている。自分は手元も見ずにピアノを弾き、みんなの踊りを見ている。見て、みんなが踊りやすいよう、そして音楽の持つ響きがみんなを癒してくれるよう、配慮している。 美しい宮殿にふさわしい美しい音楽で、自分の演奏で、みんなが楽しんでいる、そのことがとても嬉しかったし幸せだった。 周りも自分の心の中も明るい感じで、過去生の、ピアノを弾く技術が今生で実際に役に立つわけではないけれど、自信を持つことで前向きに受け止めることができるようになれると教えてくれた。 常に音楽に触れていることで、インスピレーションがわき、物事がスムーズに流れ、音楽が私をサポートし、守ってくれるようだった。 |
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