2010/11/18
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前世療法(未来世)葛野薫 |
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旅したのは、ほんのちょっと先の今生での未来でした。 未来へと1人で向かっていたはずなのに、途中からドラゴンに乗ってトンネルの中を疾走している様子が見えました。 トンネルを抜けると、道の向こうに街が見えて、私はドラゴンの背に乗ったまま、街を見下ろしていました。 山に囲まれたわりと大きな都市でした。 街の上空をぐるぐるまわっています。 見下ろしながら、ここに住んでいるのかなぁと考えています。 私を載せたドラゴンは、私を守ってくれている神のような存在。 そっと道の真ん中に降ろしてもらいました。 私はくつを履いて、スーツ姿、短い黒い髪。 40歳前。薬指に指輪。結婚しているみたい。少し先の自分。 白い悪路に強そうな車が1台近づいてきて、自分はその車の助手席に乗り込む。 運転は自分のパートナーがしていて、仕事の帰りに、仕事帰りの私を拾ってくれた感じ。 いろいろな話をしているが、会話が弾んでいる(そのパートナーには今生の過去、出逢っている感じがしましたが、確信はありませんでした)。 そこは日本で、その時見ていた時間では10年ほど先のよう。 帰宅し、広いフローリングの明るい家の中でパートナーと一緒に穏やかな気持ちでいる。 そこにいるのはいつも2人で、時々母と妹が遊びに来る感じ。その時の家族は、彼だけのようす。 その家の中でエプロンをして夕食の準備を始める私。 パートナーはソファで新聞を読んでいる。 夕食の準備をしながら、私は彼に話通しで、ふたりの仕事について話している。彼は、穏やかに聴いていてくれる。 その世界で私はヒーリングの仕事をしており、ひとつのところにじっとしておらず、あちこち出掛けているようだった。 パートナーとも、都合が合えば、一緒に仕事で出る時もある。 シーンは変わり、40代前半。 ホワイトボードの前で何かを書きこみながらたくさんの人に説明している私が見える。 テーマは「幸せに生きるために」のよう。 皆、真剣に聞いてくれている。 自分でも気持ちがあふれていて、次から次からスラスラと言葉が出てくる。 皆の気持ちが感じられて嬉しさを感じている。 そのシーンを見ながら、同時に、チラチラと彼の白い車が事故に遭っているところが見え、心が乱れ、悲しい感じがする。 そして、はっきり事故のシーンが見える。 それ以上、見たくないので、そのシーンを離れる。 未来世の自分は、ヒーリングに関わってよかったと感じており、もっと何かできることはないかを考え続けている。 そして、その事に関われてとても幸せを感じている。 前世ヒーリングをメインに、サイドメニューもいくつかある。 自分でいろいろなメニューを考えて多くの人に伝えたいと願っている。 そして、手軽に簡単に、スピーディーに実際の生活に生かすことを考え、レクチャーしている。 喜んでくれる人がいる限り、続けていこうと思っている心も感じられました。 人生を振り返って、自分には、やるべきことがあって、そのための人生だったと思えた。 今と共通しているところは、「ヒーリングに対する思い」 今から未来世に引き継がれていることは、「多くの人を幸せにするための架け橋となること」という願いでした。 ヒーリングに対して、全く興味のない人にも、自然に興味をもってもらえるような、興味のない人とある人の仲介者のような役割であるのだと感じました。 信じている人と信じていない人、どっちの見方もわかっているので、スムーズに橋渡しできるようでした。 そして、未来の私に近づくために更に必要なことは、「自分の魂を磨くこと」。 さっき見た事故にならないためにできることは、「不安や恐れを手放すこと」 パートナーを失いたくないという気持ちが強すぎるので、その不安を手放すこと。 今垣間見た未来が問いかけていることは、 「どうしても一歩踏み出すことに躊躇してしまう。恐れを感じている。勇気がないので、どうしても手放したくない(欲しい)ものは絶対に離さないようにすること」「失くしてしまわないようにしっかり握っていること。大切にすること」 諦めてしまうのがはやいので、大切だと感じるものは、離さない事が大切なのだと感じました。 胸の中に不安や恐れがあって、よく見ると、それは黒いドロッとした塊でした。生まれる前からそこにあった、過去生からずっとずっと引き継いできたものでした。 それが私を重く重くしている。 ひとりでは取り除けそうになかったので、亡くなった父を呼び、黒い塊を取るのを手伝ってもらう。 目の前に来てくれた父は穏やかに笑っている。 「薫なら、自分で取れるよ」と言うので、自分でやってみる。 水で洗い流すことにしたが、しぶとくて、なかなか黒いものが取れない。 父が、「辛抱強くかけてみろ」と言うので、圧をかけて勢いよく水を出す。 いつのまにかキューピッドのような天使が壺から水をかけてくれている。 黒いものは、不安と怒り、醜い気持ちの塊だった。 そして、更にいつのまにか髪の長いドレス姿の女性(女神?)がブラシで流してくれている。私は胸をひらいて、その黒いものを天使と女神に洗ってもらっている。 時間はかかったが、黒いものが次第に流れ、鏡が出てきた。 その鏡は「私自身」でもあった。すっきりして笑っている自分が映っている。 その鏡は、変わらず胸にある。 女神が、「もう綺麗にしたから大丈夫。1点の曇りもない目で世の中を見ていってね。この鏡はあなたの気持ちも世の中も映してくれる万能の鏡。これからは鏡を良く見て。これからあなたが道を見失わないための道標となってくれるから。いつも鏡に映るものを見て。そこに映るものがあなたを助けます。曇らせないように、時々は磨いてね」と言ってくれ、父が「いつも見守っているよ」と言ってくれる。 そして光の存在が、「1人でも多くの人に光を」と言ってくれました。 この体験は、興味深いものでもあり、同時に不安なものでもありました。 事故のシーンで心が乱れ、もしも本当にそうなるのでは、と思うと、不安でたまりませんでした。私はそれだけ、「パートナーを失う」ということに恐怖心を抱いていたのでした。 今回垣間見た世界は、もしもこのままでいけば、この先どうなるか、といった、可能性のひとつでしかありません。 未来は、自分の意識次第で、いかようにも変わる可能性のあるものです。 波動が変われば、その波動に合った未来となり、あることを決意すれば、その決意した方に扉が開くのです。 未来は自分で創ることができるのだと考えています。 そういう未来にしたくない、と思えば、そういう未来にしなければいいのです。 こういう未来がいい、という未来へと、歩いていけばいいのです。 |
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